2001年4月も終り頃、区検察庁分室内の警視庁交通捜査課から書類が来た。「出頭通知書」という名のその書類には、「あなたの違反は、既に刑事手続に移行していますので、正当な理由がなく出頭しないときは、逮捕されることがあります。」と書いてある。
刑事手続に移行とは、「もう反則金制度での処理の段階ではありませんよ」言う事で、「赤キップと同じように刑事裁判への道に足を踏み入れてしまいましたね」ということである。裁判なんてびびっちゃう?確かにこれがリスクといえばリスクで、反則金としてお支払いすればそれで終りだけど、姿を変えた罰金(額は変わらない)としてお支払いすれば前科が付く。だけど、必ず裁判になるわけではないどころか、軽微な違反のほとんどは裁判にならずに不起訴という形で終ってしまう。そうすると、裁判自体が開かれていないのだから、罰金刑(=有罪判決)も前科もない。そう、この不起訴を狙っているのだ。で、多分今回も不起訴になると予想している。まぁ、このように皆さんに発表してしまっていると、「皆がまねすると面倒だから見せしめに起訴しとこうか」と当局が判断するかもしれないが、そうなればなったで受けて立つので、その時は皆さん裁判を傍聴しに来てね!
ところで、逮捕の文字が気になるけど、「正当な理由がなく出頭しないときは」とあるのだから、正当な理由を付けて出頭しない旨、お返事書いとこうっと。やっぱ、逮捕は嫌なんです。
「先日、事件番号********の放置駐車(駐車)に係る出頭痛知書を受け取りましたが、時間(仕事)の都合がつかず、出頭できません。よって、もし聞きたい事があれば、書面にてお尋ね下さる様お願い致します。整理番号 **〜**〜**」
文字変換が失敗し、出頭痛知書となってしまったが、妙にはまるのでこのままプリントして投函。(笑)しかし、このジョーク、向こうは気付いたかな?