PICPOMで知ったINTEREWAREという会社、倒産してしまったものの、とても良い製品を作っていたと思う。商品が売れなくてというよりは、資金繰りなど財務が悪化しての倒産だろうが、上手くいっていれば株式公開までいけたのではないか?と思わせる商品開発力である。
現在これに代わる会社と言えばPIXELAであろうか?

さて、ハードウェア・エンコーディングの利点とはなんであろうか?
私は無圧縮で取り込み、後でソフトウェア・エンコーディングでもいいと思っていた。
しかし、この考え方には重大な問題があった。それはHDの書き込み速度である。
圧縮無しの大きいデータが連続して来るために、ハードディスクの書き込み速度が追いつかずに映像がコマ落ちしてしまうのである。その為に音声と映像のズレが生じるという致命的な結果に陥る。

ハードウェア・リアルタイム・エンコーディングだと、ハードウェアで圧縮された小さいデータをハードディスクに書き込むので、速度が追いつかないとういう問題は起こりにくい。もちろん、ハードウェアなので安定しているという利点もあるが、コマ落ちを防げるという利点は見逃せない。ハードディスクへの負担も軽いし。

MPEG1

有名なな規格「VideoCD」などでお馴染みのMPEG1だが、INTERWAREのGoomerというPCIカードで、ハードウェア・リアルタイム・エンコーディングが可能。
で、極秘情報によると、コピーガード情報を無視するので、コピーガード付きのビデオやDVDからVideoCDとして書き出しも可能とのこと。

ビデオ信号(NTSCのみ)からの映像/音声が入力できます。

ビデオ入力インターフェース
S 端子入力×1、コンポジット入力×1
ビデオ録画サイズ

352×240 ピクセル、176×112 ピクセル

ビデオ/音声出力はありません。


VideoCDを作る際のライティングソフト

MacCDR4、Query Video CD Maker Personalなど

なお、VideoCDには規格があるらしい。当然規格を越えたVideoCD(規格外VCD)は映像が綺麗だが、場合によっては再生されないと言うトラブルもでるらしい。

GoomerPlusならビデオCDオーサリングソフト「Query Video CD Maker Personal日本語版」をバンドル。このソフトだけでも2万円くらいはするらしいのに、オークションではセットで3〜4千円で出品されている。


対応機種
PowerMac G4(350PCI, 400PCI, 350AGP, 400AGP, 450AGP, 500AGP, 450dual, 500dual)*
PowerMacintosh G3 Blue & White
PowerMacintosh G3 DT、MT

古いマック8500などでもG3カードを積めば動作するとの情報もあり。



PCIマック用のビデオキャプチャボード。
取り込んだ動画を簡単にビデオCDにすることができます(MaCCDRなどビデオCD対応のCDライティングソフトが必要になる場合があります。)
MPEG1なので、80GBのハードディスクにおよそ150時間の映像が記録できます。
ハードウェアでMPEG圧縮するので、ソフト処理に比べて、格段の高画質録画が可能です。
コピーガード信号は無視されますので、画面が暗くなったりすることなく、市販ビデオやDVDを取り込むことができます
MPEGカットソフトが付属しており、簡易編集が可能です。
Query Video CD Maker Personal(ビデオCD作成ソフト)が付属しています。
Apple Scriptに対応しており、予約録画が可能です。(サンプルスクリプト付属)

入力端子
ビデオ入力2系統(ピンジャック、S端子)、オーディオ1系統(ステレオミニジャック)


Mac OS 8.6, Mac OS 9.0対応(OS・未対応)
QuickTime 4.0, 4.1
裏技 :QuickTime5で動作させるには、QuickTime MPEG Extension機能拡張だけQuickTime4のものと置き換えればOK。

元箱、プログラムCD(MPEGキャプチャーソフト、MPEGカッターソフト、取り扱い説明書)、コンポジットビデオケーブル、ステレオミニ-ステレオピンオーディオケーブル、梱包品一覧表が付属します。



MACでVideoCDを見る時に、このソフトを私は使用しております。

MacVCD PPC3.2.1(OS9)
macvcdx(OS10)


備考:MP3とは映像データ圧縮方式のMPEG-1で利用される音声圧縮方式の一つで、正式名称「MPEG1 Audio Layer 3」というところからも判る。

MPEG-1 Layer-1、約1/4
Layer-2、約1/6〜1/8
Layer-3、1/10〜1/12
MPEG-2 AAC(Advanced Audio Coding )
MPEG-4 AAC
MPEG2は、MPEG1よりも高帯域の規格で、より高品質な画像、音声の
ほかに、マルチチャンネルと言って複数の音声情報、テキスト情報を持たせる
ことが可能になっています。現在、デジタルテレビやDVDなどに利用されている
技術。
MPEG4は、ストリーミングを意識した規格で、アニメーションや3Dの
アプリケーションなども網羅したこれからの技術です。最近のデジカメで動画が撮れるといった類いの圧縮方式はこれが大多数です。

MOTION JPEG

INTERWAREのビデオ入出力カード、「CinemaGear」(定価:98,000円)。 フルサイズ・フルモーション、フルカラー、ビデオ入出力、デスクトップライブ表示、 スタジオレベル高画質というのが売りでした。対応OSは8.6までということで、活用をあきらめている方が 多いようですが、使う時だけQuik Timeのバージョンを下げることでOS9でも使用できます。 iMovieで取り込んで作成したDV形式の動画よりもはるかにきれいですので、 10〜20分の短い時間の動画取り込みには、重宝する。 (2GB を超える録画も可能とのことですが。)
対応機種は、PerformaからPowerMac9600、G3DT266まで。(ベージュのタワー型G3もおそらく可能。)さらに、G4のMDDでも動作しましたが、コマ落ちして静止画しか取ることができませんでした。

対応機種:
Power Macintosh G3 DT233 DT266
MT266 5500/255 7300/166 7300/180 7500/100 7600/120
7600/132 7600/200 8500/120 8500/132 8500/150
8600/200 8600/250
9500/120 9500/132 9500/150 9500/180MP
9600/200MP 9600/233 9600/300 9600/300 9600/350
Performa パフォーマ 5410 5420 5430 5440 6410 6420

インタウェア

DV CinemaGear
\295,000  


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