とはいえ、仕事中と言うこともあり婦警さんの「免許証を見せて下さい。」との言葉には素直に従った。現場のK察官との話し合いは時間の無駄だと思ったので、拒否出来る事は知っていたがサインした。ただ、どうしても指紋を取られるのは、重大犯罪者になったみたいで嫌だったので、「お断りします。」と伝えた。すると、「いえ、指紋も押してもらうことになってるんです。」と言われてしまった。良く判らない理論だったので、「任意ではないのですか?」と聞くと「任意です。」とあっさり引き下がった。さっきのは何なんだったんだろう?後は形式通りの反則金納付の説明をし、「では、車の移動をしてください。」との言葉を残して、彼女らは去っていったのである。