MT266とSonnet ENCORE/ZIF G4 500MHz

現象:MAC OS9.2.2でIEの5.1.6、OE5.0.5を使用中、突然バっと落ちる。Finderも突然落ちることがある。

予想:どうもキャッシュが問題らしい。フリーズ後の再起動時に、IEやOLのキャッシュがゴミ箱に残っているからだ。これはデフォルトで入っていたCPUでもたまには起きたが,SONNET G4 ZIFだと頻繁に起きる。


事前チェック:DT,MTの初期型モデルのごく一部にRoyal Technology社のVRM (Voltage Regulator Module)が搭載している場合ありますが、その場合、このカードと相性が非常に悪いので取り付けNGです。(ZIFソケット版アップグレードカード全般にいえる事のようです。)本家のサポートがいつまでも残っているか判らないので、ちょいと拝借しま〜す。

→購入前に確認済み


大きな効果を得られたものの一つは、Finderのメモリ割り当てを変更した事であろう。(RES Editによる。)
システムの体感速度も劇的に変わったし、安定した。Sonnetで悩まなければ探らなかった怪我の巧妙である。
標準割り当て917*1024の100倍(93900800)にて使用!!
良く3倍で良いとの話が多いが、どうせ余っているメモリーならど〜んと使って安定させた方がいいに決まっている!?
そんなこんなでOSで100M以上を使用。無駄遣いの極地である!?

まぁ、そのうちに減らすかもね。

●アプリケーションの割当メモリも最小サイズと使用サイズともに推奨サイズの3倍に設定。最小サイズは大きくした方がいいのか?疑問だが現時点では、安定している気がする。


●Finder初期設定をゴミ箱に捨てて再起動〜システムフォルダの中にある初期設定フォルダに入ってる。←効果無し


●メモリのスロットを入れ替える。(メモリの相性は存在するらしい。)←結局効果なし。


●ディスクキャッシュをカスタム設定でMAXに設定する。←やめた。結局初期設定と同じ事だし...(←そんなに簡単な問題でもないらしい。今回の安定には関係ないっぽいが、システムの速度に大いに関係している問題である。→ディスクキャッシュの設定)
仮想メモリ、RAMディスクは当然OFF(←音楽ソフトでもお馴染みである。)


●2ndキャッシュは抜いてある?←何の事かわからず。機能拡張やコントロールパネルなどで抜くのか?←分った!!マザーボードの2ndキャッシュが無効になっているかの事だ。これはPOWER LOGIC社のG3/G4 Cache Profiler 1.5や、CPU Director 1.1f1などで確認すると、Not Present or Disabledとなっていることから問題ない。(何故かSONNET社ではなく他社のソフトも併用しているが、当たる様な事はない。)←というかG3などのCPUがZIFソケット形式になってから、どうやら2ndキャッシュがCPUにくっついているので、マザーボードには2ndキャッシュは残らない構造らしい。大ヒントだった!!!G3/G4 Cache Profiler 1.5で2次キャッシュの速度を200MHzに落としたら、ビンゴ!!問題解決したぁ!!まぁ、ベストの250MHzは出せないが、安定性に勝る物はないと思いませんか?

●メモリのインターリーブも不安定になる要素との情報→PM7500や9500等のいわゆる「PCI Mac」にはメモリアクセスを高速化する「インターリーブ」という技術が使われている。G3では関係ない。

Memoryなお話(←リンクです。)


●IEの履歴を0件にし、キャッシュを0Mにする。履歴数に関係するとの情報あり。たしかにキャッシュが問題なのだが、詳しくは判らず。→キャッシュは10Mに変更。履歴は0のままに。→履歴は微妙に効果が有るかも知れない。
ダウンロードオプションの記憶するダウンロードの数を1にする。→やっぱりダウンロード後にアイテムを削除に変更(こっちの方が負担をかけない?)

ここは結構試した。コントロールパネルのメモリでRAMディスクを入れてIEのキャッシュの場所をRAMディスクに指定したり。
(OUTLOOKのキャッシュはIEのキャッシュ設定と同じであることは、このときに判明した。)


●File Exchange→PC ExchangeのPC SCSIディスクのチェックを外す。→バスエラー対策とのこと


●Speed Start Upなどは、メモリーテストを省略するということで、何となくメモリーを制御しそうなので機能拡張、コンパネから外す。→やっぱり関係有りそう。抜いたら少し安定した。入れたら直ぐに落ちた。→その後、入れたり抜いたりするが、やっぱりダメ!50秒近く短縮されるのは魅力だが、システムが落ちるのでは意味がない!!!→結局入れる=問題なし


●アビアランス→フォントの文字を滑らかにするのチェックを外す。 →音楽アプリなどでお馴染み。


●“日付&時刻”コントロールパネルのメニューバー・クロックを“切”にする。←やめた。やっぱり必要である。


●“コントロールバー”機能を使わない。→普段からあまり使わないので問題なし。→最後には入れても問題なし。
●CPUクーラーを入れた。

効果の程は定かではない。実際にG3に戻して温度測定したところ、純正より温度を高く表示してしまった。
(SONNET G4では正確な温度測定が出来ない。-2Cとか出てしまう!!)

純正クーラー

ファン付きクーラー

謎である。店に問い合わせたら「基本的にファンが正常に回転している状態で純正のクーラーより10度も高くなることは考えられません。」とのこと。返品にも応じますとの事で、誠意的な対応である。確かにそのように思うので返品はせず、なにかの誤測定であると思う事にした。


PowerMacG3 ZIFソケット専用CPUクーラー
AFH-50520 for PowerMac G3


結論:2次キャッシュの速度を200MHzに落とすことで、全くおちなくなった。Finderのメモリ割り当ても効果を助長しているといえるかもしれない。
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